【大阪展に行く方にも】2/3開催終了したフェルメール東京展に行ってきたので書きました!

東京でのフェルメール展最終日に行ってきました。やはり最終日ということで行列、そして中は結構な混み具合でした。なかなか間近で見るチャンスがなかったのが惜しいと・・・。

 

なかなか見ることが出来ないフェルメールの作品を7作品見ることが出来たのは良かった。じっくり鑑賞は出来ませんでした。人が多くて。中では、小冊子を見ている人や連れだった人とはぐれてしまった人なども見受けられました。

 

展示会の全体としてはとても見応えがあったので、個人的な感想を書いておこうと思います。



フェルメール展入り口の写真

フェルメール展入り口の写真

フェルメール展入り口の写真


行列の先には、フェルメールの絵が。。。

 

これから、本物を見ることができると少しワクワクしたのを覚えています。僕の前に並んでいた母子もやはり楽しみなのかテンション高めに話をしていました。後ろにいた家族連れもでした。ちょっとうるさいぐらい。。。

 

事前にチケットを用意したので、スムーズに入ることが出来ました。館内に入ると音声ガイド小冊子(絵についての解説が乗っているもの)を受け取ります。そしてそのまま奥へ。

 

この後、一番奥のフェルメールルームまでは同時代の画家が描いた作品がテーマごとに並んでいます。フェルメールの作品を見るのはもちろんですがそこに至るまでにある作品の中でも飛び抜けて目を引く絵があったので少し紹介をします。

 

フェルメール展 見どころ

一番最初のテーマ「肖像画」に展示されている作品

ヤン・デ・ブライ ハールレム聖ルカ組合の理事たち

ヤン・デ・ブライ  ハールレム聖ルカ組合の理事たち

ヤン・デ・ブライ ハールレム聖ルカ組合の理事たち



この絵が印象に残っているのは、写真のように切り取られている構図、そして一人一人の表情がよくわかること。音声ガイドでも紹介されている作品でもあって、この作品で画家のヤン・デ・ブライは成功を手に入れたそうです。

 

私自身は、この作品で本物の絵とインターネットをはじめとした写真で見る違いをものすごく感じました。登場人物が身につけている黒の質感がまるで違う。光沢があり滑らかな印象がありました。

 

他の作品でもその違いを感じることはあると思いますけど、この作品の黒はとても綺麗でした。

 

ヤン・ウェーニクス 野ウサギと狩りの獲物

ヤン・ウェーニクス  野ウサギと狩りの獲物

ヤン・ウェーニクス 野ウサギと狩りの獲物



オランダ17世紀最後の10年で流行った主題の作品。野ウサギの毛がやわらかく、とても立体的に見える作品。描かれている細かなところまで丁寧に仕上げられているだけでなく質感も丁寧です。

 

見た瞬間どうやって書いたのか?気になって見入ってしまう作品。これも音声ガイドでの解説がありました。

ヨハネス・フェルメール 紙を書く婦人と召使い

ヨハネス・フェルメール  手紙を書く婦人と召使い

ヨハネス・フェルメール 手紙を書く婦人と召使い


フェルメール後期の作品。他の作品と見比べるとよくわかるのですが、しっかり描かれているように見えました。絵全体を構成しているモノ全てを質感まで再現するかのごとく描かれていると感じる作品。

 

遠目から見ると、この絵だけが若干浮き上がって見えました。

 

他にも風景画や聖書を背景に持つ作品も展示されていました。中にはリアルで生生しく感じるモノもありましたが、どれも綺麗に描かれていました。私は風俗画も良いなと思いました。その時代を感じることができる作品も多かったのでどこをとっても見応えのある展示会だと思います。

 

フェルメール展 お土産

フェルメール展 お土産 フェルメール展図録

フェルメール展 お土産 フェルメール展図録

図録を購入しました。毎回、もう少し深く知りたいと思い購入をするようにしています。なかなか読み下せないでいますけれども。後から見返してみると、ああそうだったのかって思うことも多いので。

 

他にも、限定のぬいぐるみなど他の展示会と比べてもグッズは多かった。

 

フェルメール展 ポストカード

フェルメール展 ポストカード

フェルメール展 ポストカード

今回は2枚購入しました。

印象的だった2枚の絵のポストカード。今回の展示会では、牛乳を注ぐ女がクローズアップされていたこともあって展示も分かれていたなと思います。

 

展示のあったフェルメール作品のポストカードが全て用意されていたので、好みの1枚を選ぶことができました。

 

まとめ

当時の画家の画力の凄さを感じることができる展示会でした。迫力を感じる作品も落ち着いた雰囲気を感じる作品もあり、特に今では馴染みのない主題を取り上げている作品はしっかりとみることが出来たのではないかと思っています。

 

フェルメールの作品は、少し高いところに展示があったこともあって間近でみるよりも遠目で見ることしか出来ませんでした。それが悔やまれます。

 

割と空いている時なら、人が引いた瞬間を見計らって見ることが出来たのかなと思います。退出に制限なかったので。

 

もし次に機会があれば、何回でも足を運んで見たいと思います。