新元号「令和」についてのまとめ。
新しい元号が発表されて3日過ぎました。その間にあったことをまとめてます。
発表は、2019年4月1日11:30とされていましたが、実際は11:41ごろ。この11分の間に、天皇陛下そして新天皇となる皇太子さまへ伝達されていたということでした。
新元号「令和」の意味
典拠となっているのは、日本最古の歌集「万葉集」の巻五。 奈良時代、太宰府の長官大伴旅人(おおとものたびと)邸で開かれた「梅花宴」で読まれた32種の歌の序文からとられています。 読んだ人については記載がないものの、山上憶良(やまのうえのおくら)ではないかと言われています。
于時初春令月 氣淑風和梅披鏡前之粉 蘭薫珮後之香
時に、初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和(やはら)ぎ、梅は鏡前(きょうぜん)の粉(こ)を披(ひら)き、蘭(らん)は珮後(はいご)の香(こう)を薫(かおら)す。
梅の花見をしている状況を読んでいます。
当時は梅を見ながら、歌読んだりしており平安時代あたりから桜に変わってきました。桜の花見のことは(観桜・かんおう)とも呼ばれます。(普段聞くことはあまりないですね。)
選ばれた「令」には、”美しい””幸先が良い”などの意味があります。言葉の意味を知ると綺麗だなと思う一方で、海外では「指令」「命令」に使用される言葉として、報道されているそうです。
「和」には調和という意味。こちらは、海外でも同様に報道されています。
日本に対して関心のある人には、意図とした意味が伝わって欲しいです。
一番のポイントは、日本最古の歌集から取られたということではないかと思います。確認できる範囲では初めてのことなんだということであり、今の社会的な状況を考えるととても良い選択だと思います。海外との関係性や、取り巻く社会状況が変化していく背景の中で、今一度日本を意識したのではないのかなと感じました。
その他まとめ
エンターテーメント界では、
・インスタグラムを使用して香取慎吾さんがアートライブを生配信。
・ゴールデンボンバーが即日、新曲を製作→販売予定。
・メイプル超合金のカズレーザーさんが本名を公開。
企業も
・メルカリが新元号Tシャツを配布。
・コカコーラも元号をラベルに印刷したコーラを配布。
・万葉集の解説書が売れる。→増刷決定!
など、いろんなところでいろんなことが起こりました。その中でも一番、驚いたのはメルカリで新元号の号外が平均3000円で販売され、その中には、10000円で販売されたものもあったという報道。希少性がそうさせるのでしょうか?
経済的な影響(経済効果)は、範囲が広くて専門家の方も出すのが難しいとおしゃっているそうです。
そして、利用者の多いTwitter。
1時間で200万Tweetがあったそうです。たくさんの人や企業がこぞって、伝えあったのでしょう。元号の意味を伝えているTweetが多かったです。 気になったの、少し紹介します。
新元号、「令和」の話題で持ち切りですよね。色々なネタ含め盛り上がっていますが、例によって話題量を見ましたら、発表タイミングの11:30を含む4/1(月) 11時台だけで200万Tweets超!実質はほぼ30分間での値ですので、さすがに関心度合いが凄かったですね。 #令和 pic.twitter.com/Ll46wrRPc8
— NTTデータ【なずき】 (@nttdata_nazuki) 2019年4月2日
野村一晟が平成」がさかさにすると「令和」になる文字を作りました!#野村一晟#アンビグラム#平成#令和#新元号 pic.twitter.com/NakknFH1XH
— 野村一晟アートプロモーション (@isseinomurapr) 2019年4月1日
新元号アートすげぇ!!👀w#令和元年 #令和
— クソワロ大全集 (@kusowaraeruwwww) 2019年4月1日
pic.twitter.com/DJy14TW6CQ
まとめ
注目度が高く、実際にたくさんの人に影響がある元号。改元自体が多くあることではないものの、昭和と平成では日本の印象は大きく違うように思います。また、これからの日本は観光にしても、仕事にしても、海外の人を今まで以上に受け入れていきます。
そう言った意味でも、これから迎える「令和」にある”美しい調和”が実現できることを願いたいです。
そして、平成も残り1ヶ月ということで個人的な「平成」を棚卸ししたいと思っています。1ヶ月間、振り返りながら、今にそしてこの先に実現したいことに気持ちを新たにしたいです。
ちなみに、今まで生活をしてきた「平成」の意味って知っていますか?
2019年4月30日までの元号「平成」の意味は?
『史記』司馬遷によって編纂された中国の歴史書。
內平外成 (内平かに外成る)
『書経(偽古文尚書)』中国古代の歴史書。儒教の重要な経典「五経」の一つ。
地平天成 (地平かに天成る)
国の内外、そして天地とも平和が達成される。という意味でした。