東京都現代美術館に行ってきました!

東京都現代美術館
東京都現代美術館

昨日、東京都現代美術館に行ってきました。リニューアルオープン当日ということで、 来館者も多く賑わっていたように思います。お子さんを連れた方が目立ちました。

外観は、以前とあまり変わらない印象でしたが、入り口の脇に広々とした空間が広がっておりモニュメントがあります。その奥には、水が小さな滝のように流れていました。これからの時期は、涼むこともできそうです。

そして、館内へ。入り口を抜けると大きな空間があります。幅のある廊下があり、天井も高く、通路右手は大きな窓になっているのでさらに空間の広がりを感じさせます。入り口の狭さからは想像できないほどでした。

進んで行くと、左手に受付があり、「本日入館無料」の文字。受付で、熱心に話をしている年配の方を横目に先に進みます。最近行く美術館では、よく見る光景です。何を話しているんでしょうか?気になっても聞けないですけど。さらに奥へ。すると企画展「百年の編み手たち」の会場にたどり着きます。展示は3階から始まって地下2階で終了になります。

空間を上手く利用して、東京都現代美術館が所有している約5,400点のうちから「編集」というキーワードを元に選ばれた作品が展示されています。初日だったため、人も多くゆっくり見るという雰囲気ではなかったものの、展示室の中には休憩できる椅子なども用意されていました。

東京都現代美術館 展示の様子
東京都現代美術館 展示の様子

室内がとても明るく空間が広いので今まで行った美術館とは違った印象を受けました。敷居の高さを感じるようなこともなかったです。とても、作品の近くまで寄って見ることもできました。ただ、今までのように「全部一通り見てから、良かった作品をもう一度」っていう見方だと体力がいります。人が少なめの時を狙って時折、休みながらじっくりっていうのが良さそうです。

施設の中には、他にコレクション展の展示室。最近、コレクションに加わった作品などが展示されております。そして美術図書館。洋書があったり、デザインや建築などの書籍もありました。子供向けの図書室もありました。

レストラン・カフェ。カフェはアイスコーヒーが400円。景色を見られるように窓が大きく開かれている席もあったので、ゆっくりできます。ミュージアムショップでは、美術に関する書籍やグッズ関連が購入可能でした。「鈴木昭男」さんのポストカードぐらい買ってくればよかったと後悔しました。

一度では、もったいないと思ってしまったので、今回の会期中にもう一度行きたいと思います。今まで知らなかった作家さんを知ることも「これも作品ですか?」って首をかしげることも、作品の意味を自分で考えてみて良い刺激にしたい。

そして、戦中や戦後の作家さんたちが今に残す当時の情景を表した作品も見ることができる良い機会自体だと思います。歴史的な観点では、教育という面も持ち合わせている施設です。小学校高学年になったりすると、学べることも多いのではないかなと思いました。

今回の「百年の編み手たち」のキーワードは「編集」。今を生きている人にとっては一つの視点としてある部分だとも思います。 展示物の中には、雑誌や冊子もありました。百年をそんな視点で見てみる良い機会かもしれません。

個人的に、人生100年時代に突入というニュースを思い出し、人生もその時々で良いものを残し必要のないものを捨てていく。そんな編集を繰り返しているように思ってしまいました。

基本情報

東京都現代美術館
 住所 : 135-0022
      東京都江東区三好 4-1-1
アクセス: 東京メトロ半蔵門線清澄白河駅」徒歩9分