【両国】回向院

先日機会があり、両国にある回向院に行きました。重厚な門をくぐると「広い!」、そして石碑などの史跡がいたるところにありました。

 

回向院は歴史が古く、1657年(明暦3年)「振袖火事」と呼ばれる「明暦の大火」によって被害に合われ亡くなった方、のべ10万8千人の方(現在の千葉県鎌ヶ谷市の人口と同じくらい)を供養するために「万人塚」が作られ念仏を唱えるための御堂が起源となっている浄土宗のお寺。

この起こりこそが「有縁・無縁に関わらず、人・動物に関わらず、生あるすべてのものへの仏の慈悲を説くもの」として現在までも守られてきた当院の理念です。

                 引用:回向院 | 歴史の中で庶民と共に歩んできたお寺

 

その理念から、その後起こった災害「関東大震災」や「東京大空襲」など10万人以上の方が亡くなった際も供養されているそうです。回向院自体も戦火に晒され存亡の危機にありながらも現在までたくさんの命を供養されてきたことに、歴史を知れば知るほど感慨深くなりました。調べてみるまで存じ上げていなかったもので・・・。

 

そんな回向院には、あの「ねずみ小僧のお墓」があり、その墓石を削って持ち帰ることでお守りにできるといいます。金運や合格祈願などに良いらしく有名だそう。

他にも山東京伝(江戸時代後期の戯作家)など江戸時代の著名な方のお墓もあります。山東京伝の墓石には本名の岩瀬醒(いわせ さむる)と彫ってあるのでなかなか気づかない方もいらっしゃるようです。

今回は、飼っていた犬がなくなりその供養のために伺ったのでお参りすることができなかったですが、今度うちのに会いに行く時に一緒にお参りしてこようと思います。

これは、うちのに謝りたいこと。最後に自由でいさせてあげられなくてごめんな。外に一緒に行けばよかった。思いやりだった。それがなかったら、まだ生きていられたかも知れないね。もうどうにもならないけど、本当にごめん。どう償おう。ちゃんと手を合わす。絶対に忘れない。本当にごめん。